下地補修・外壁洗浄工事・鉄部塗装
大規模工事は、足場架設・シーリング・躯体補修・塗装・防水・建築改修など様々な工事があり全ての工事についての技術力はもちろんの事、居住者の皆様に対して最大限の配慮も不可欠となります。4-1.下地補修工事
下地補修工事は、建物本体(コンクリート)のひび割れ、鉄筋爆裂、欠損、浮きなどを補修し、建物の寿命を延ばすと共に、その後に行う「塗装工事」「防水工事」においての仕上がりに大きく影響する工事です。どんなに良い塗装材や防水材を用いても、この躯体補修をしっかりしなければ建物を保護する事はできなくなってしまうので、非常に重要な工事です。欠損補修
1.施工前
調査により、欠損個所をマーキングをします。
調査により、欠損個所をマーキングをします。
2.不良箇所撤去、清掃
不良箇所をハンマーなどを使用して取り除きます。
不良箇所をハンマーなどを使用して取り除きます。
鉄筋爆裂欠損補修
1.施工前
2.不良箇所撤去、錆落し、防錆処理
不良箇所を撤去し、錆を落として、プライマーを塗布します。
不良箇所を撤去し、錆を落として、プライマーを塗布します。
自動式低圧注入
1.カプセル設置
ひび割れ箇所にカプセルを設置します。
ひび割れ箇所にカプセルを設置します。
2.注入完了
ひび割れUカットシール(巾0.3ミリ以上)
1.Uカット
クラックに沿ってU字型の溝を掘ります。
クラックに沿ってU字型の溝を掘ります。
2.プライマー塗布
溝にプライマーを塗布します。
溝にプライマーを塗布します。
4-2.躯体補修工事
タイルは接着材料により躯体コンクリート全面に貼り付けられています。目地は目地モルタルにより埋められ、外壁面として一体の力を発揮します。タイル自体は陶器や磁器質で防水性には優れた材料ですが、目地のモルタルは経年劣化により防水性能が低下してきます。ピンニング
1.穴あけ
躯体浮部にドリルで穴をあけます。
躯体浮部にドリルで穴をあけます。
2.ピンニング
ステンレスピンを挿入します。
ステンレスピンを挿入します。
5.外壁洗浄工事
外壁洗浄の工程は、仕上がりを左右するぐらい大切な工程です。 マンションの外壁を高圧洗浄し、水圧で長年たまった汚れやコケなどを洗い流します。外壁高圧水洗浄、タイル酸洗い
高圧水洗浄
120~200kg/㎠の圧力で、汚れ・コケ・埃及び弱くなった塗膜を剥がします。
120~200kg/㎠の圧力で、汚れ・コケ・埃及び弱くなった塗膜を剥がします。
タイル専用薬品洗浄
試験施工により、洗浄のグレードを確認します。
試験施工により、洗浄のグレードを確認します。
6.鉄部塗装工事
鉄部塗装工事は、建物内の「鉄」でできているものに対し、その耐久性向上のために行う工事で、ケレン(錆落し)~錆止め(下塗り)~中塗り~上塗り(仕上げ塗り)という4工程を経て仕上がりとなります。 特に重要なのは、ケレン(錆止め)で、耐久性に一番影響が出る作業と言えます。外壁塗装に入る前に中塗りまで進めて おくのが一般的な進め方です。鉄部とは鉄製でできている部分で主に扉やシャッター、立体駐車場などです。鉄部の寿命は外壁より短く約5年ぐらいで塗替え工事を行います。塗装工事は、見た目にも現状からの変化がわかりやすいので、塗装箇所への接触はあまり起こりませんが、特に小さなお子様などへは、親御さんよりその指導をしていただくようご案内をしています。また、鉄部塗装において使用する塗料は、溶剤系のものが多いので換気を促すご案内も同時に行っています。
1.ケレン
塗装前にサンドペーパーや皮スキで、目荒しや発錆箇所の除去を行います。
塗装前にサンドペーパーや皮スキで、目荒しや発錆箇所の除去を行います。
2.錆止め材塗布
ローラー(部分によっては刷毛)にて均一に塗布します。
ローラー(部分によっては刷毛)にて均一に塗布します。